2014年07月24日

急上昇マーカー

大腸検査は準備が結構面倒だ。胃カメラのような物を口からではなく下から入れるので、胃カメラの時同様、体の中を空っぽにしておかなければならない。

…と、今回は大腸検査の楽しさについて語ろうと思っていたのに、マーカーのせいでまた次回に。大腸検査でもあちこちにポリープやら炎症やらあったので組織検査中。胃カメラ時のポリープ組織検査同様、検査結果が出るまでは、する事は特にない。ちなみに胃カメラ検査時に組織を取った粘膜下腫瘍とポリープは異常なしだったので、また経過観察。大腸と直腸の組織検査は、出張から帰ってきてから結果を聞きに行く予定。

2014_ca15_3_jul_pdayさて、フェソロ5か月目。先月下がったマーカーが再上昇。計算してみたら4割増しくらいのアップ。結構、すごい上昇率だ。日割りグラフにしてみると、まるでウソ発見器のような動き。なにこれ?これと同じくらい上昇したのは、丁度ハラベンが効かなくなった頃かな?

…おかしい。
体調もいいし、最近、全然胸部の痛みとかないのに。しかし、何かもう、これは誤差じゃない気もする。しかし5か月って早いな。まあ半年と思えば普通なのか。フェマーラが一年くらい引っ張れたからフェソロにも期待したんだけど、だめねー。

あーもうついでに、基準値まで下がっていた中性脂肪やらコレステロールも上がっちゃってるじゃん。ダメダメ。そんなに過食しましたっけ?うな丼食べたのだって先週だし、いつもの通り忙しくて粗食なウィークデーでしたよ。おかしいな。運動不足かな?

まあ、アタフタしても仕方ないので、月末のアメリカ出張はそのままゴー。ささやかな試みとして、機内食を行きは「ベジタリアン」(以前失敗したアジアン・ベジタリアンじゃなく、単なるベジタリアン。乞うご期待)、帰りは「低コレステロール食」にしてみた。たぶん、バサバサのターキーサンドとかになるんじゃないかと予想。

マーカーが上がったからと言って、体調に変化ないし、これといった新しい不具合もない。マーカー以外の数値もコレステロール等以外は正常。最後にCT撮ったのは5月末だから3か月後の来月末にCT撮ってマーカーと併せて現状把握し、今後の方針決定。それまで今月分のフェソロも続行。次回、CTやマーカーの具合によって治療を変えるとしても8月末。恒例ハワイバケーションが終わってから、9月からにしてもらおう。そんなに急ぐ状況でもあるまい(たぶん)。

次の治療は…と再度悩む主治医先生。
先生が好きな画期的なクロイソカイメン=ハラベンはもう終わっている。やっていないのは、ナベルビンくらいか。タキソールをウィークリーではやってない。タキソールはジェムザールと併せてやったけど、すでに数年経過している。あとアバスチン&タキソールはまだ。先生は、しびれなどの副作用を懸念。今の段階で副作用を相殺して余りある治療効果が期待できるかどうか?というバランス感覚なのだろう。となると、アフィニトールとアロマシンか。


アフィニトールは、元々他のガンの治療薬だったのが、効果が認められて今年3月に乳がんにも承認された抗がん剤。こちらに詳しい。エキセメスタン(アロマシン)単独だと無増悪生存期間2.83カ月が、一緒に使うと6.93カ月になったというもの。ただし、平均値なので、当然効かない人もいるし、やたらに効く人もいる。認可されて実際に使われ始めたのがついこの間だから、まだそんなに使っている患者さんはいないでしょうか?と尋ねると、この病院でもポツポツと始めた人がいるらしい。

経口なので治療は楽だが、そこはやはり抗がん剤なので様々な副作用がきついとのこと。
口内炎(口腔内潰瘍等を含む)309例(64.1%)
発疹163例(33.8%)
疲労115例(23.9%)
食欲減退96例(19.9%)
下痢94例(19.5%)
味覚異常92例(19.1%)
悪心85例(17.6%)
感染症77例(16.0%)
肺臓炎72例(14.9%)
体重減少66例(13.7%)
貧血55例(11.4%)
鼻出血54例(11.2%)
高血糖51例(10.6%)
血小板減少症50例(10.4%)
そう痒症48例(10.0%)
口内炎はかなりの割で発生してやられるとのことだけど、これ見ると、貧血だの血小板減少だの感染症だの、もしかしたら骨髄抑制っぽくなるのかしらね?と思って見たら、免疫抑制作用があるらしい。「体重減少」という所で目が輝いたが、これは「味覚異常」や「悪心」のために「食欲減退」になったり、「口内炎」が痛くて物が食べられなくなったり、さらには「下痢」になったりするコンボの結果なのではないかと推測。

あとは、間質性肺炎など、命に関わるような症状もある、とのこと。さらに肝機能に異常が出ちゃったりとか?前に、確かGTの時だったか、肝機能の値が悪くなっちゃって薬飲んだ記憶が蘇ってきた。

…だけど抗がん剤は皆同じなように思う。二年くらいホルモン治療でのんびりしたから、ちょっとくらいきつい副作用でもシャープな効き目があるならいいかなという気分。しかし、シャープな効き目がないと嫌になっちゃうけど、副作用ひどくなって治療が続けられなくなっちゃうのはもっと困るし、と、患者心は複雑だ。

でもさー、これって分子標的薬じゃなかったっけ?普通の抗がん剤はすべての細胞を叩くから副作用が大きいけど、がん細胞に特有の分子だけを叩くから副作用が軽いみたいな「夢の薬」みたいに、一時、言われてなかったでしたっけ?と、色々調べてみると、最近増えてきた分子標的薬での皮膚障害の副作用も酷いらしくって、皮膚科の先生の資料なども見つけた。そうか。「夢の薬」なんて、まだないのね。

でも、使える薬があるだけ幸せな事だ。副作用が出たらそれはその時で、先生が考えてくれるだろう。来月までは適当にして過ごそう。しかし、今回の出張はエマージェンシー用のいつもの薬(痛みどめなど)を多めに持って行くことに決定。まあ、地の果てに行くという訳でもないし、一週間くらいなので、どうってことないように思うけど、念のため。

アフィニトールは根治切除不能又は転移性(ステージ4)の腎臓がんに2010年に日本で認可された。最初にこの薬が乳がんに良いデータが出てると知ったのは2011年だった。その時にはもう転移治療を始めていたので、いずれは自分も使えるようになるのかとネットで記事を探しまくっていた。その時、アフィニトールを使っていた腎細胞がん(腎臓がんをそう呼ぶのだと、そのブログで知った)の患者さんのブログを見つけた。

男性で、肺への転移が見つかった時にはすでにステージ4。治療を続けながら普通に仕事をしていた。几帳面な性格らしく、受けた治療と体に起きた事を淡々と記録していた。中性脂肪が上がった事。免疫抑制されて感染症になりやすいこと。脳検査では異常はなかったが、頭痛やクラクラしたりすること。疲れやすいこと。口内炎ができたこと。手の爪がもろくなったこと。等、副作用も検査の数値とともに細かく書かれていた。同じ肺転移と言う事もあり、胸の奥の鈍痛や喉のヒリ付きなど、「そうそう」なんて頷きながら読ませてもらっていた。高熱が出て間質性肺炎と診断され、約半年でアフィニトールは止め、その後二種類別の薬に変えて、約一年後、肺転移がひどくなって胸水が出て酸素を使うようになって、そのうちに更新が全く止まってしまった。

あちこち痛い所が増えて、着実に悪くなっていくのが、読んでいる側にも判る記録だった。本人の不安や焦燥はいかばかりだったのだろうかと思う。でも、哀しいだの辛いだの、感情はまったく書かれていなかった。家族の事も書かれていなかったので、個人的な事も全く分からない。治療の経過と仕事の話だけ。

自分も含め女性は、ブログについ愚痴とか辛いとか、家族や彼氏がどーしたとか、そして頑張るとか書いてしまいがちで(半分は自分に言い聞かせるように)、かなりプライベートで感情的な側面がある。でも、男性患者ブログって、こういう淡々としたのが多いよねえ。きっと理系の人かもねえ(←自分がどっぷり文系なため理系を異常リスペクト)。…としみじみしていた翌日に、すごい凝った顔文字一杯で感情表現が超豊かな別の男性患者ブログを見つけたので、あんまり性別は関係ないのかもと思った。まあ、公序良俗に反しない限り、自分のスタイルで好きに書けば良いのだろう。

今でも時々更新が止まったそのサイトを、つい訪れてしまう。私以外にも、きっとたくさんの患者さんが参考にしている。書き残してくれた事は無駄になっていない。


DSC00394先日、お出かけの前に横浜スタジアムの近くを通ったら何か人だかりが。

高校野球の開会式だった。夏が来たと実感。

昔は高校野球選手のお兄さんがいればいいなと思っていた。そんな年頃の選手達。しばらくすると、彼氏な年頃。今は自分の子供の年頃。もうすこしで孫の年頃。こうして毎年、続いていくのね、何年も何年も。夏の高校野球は1915年開始とのこと。その時参加していた人達がもう誰も生きていないような昔からずっと。そして、今生きている人が皆死んでしまっても、暑くなると同じ年頃の子供たちが、同じように集うのね。

最近はサッカー人気に押され野球人気は陰っていると聞いたけど、すごい熱気だった。高校野球に連日数万も観客が集まる国は他にないと思う。

DSC00395横浜スタジアムは公園内にあるので、このような日本庭園もある寛ぎ空間だ。お散歩にお勧め。






DSC00398DSC00399
久しぶりにタニへ。冷たいムースとか、アワビの入った夏野菜のテリーヌとか、メニューも夏っぽく涼しげ。

DSC00400何のお魚かと思ったら、ウナギ。

フレンチでこうやってウナギを食べるのは初めてだったかも。うな丼とはまた違ったテクスチャーの白身をもっちりと楽しむ。しっかり食べて夏を乗り切る決意。


DSC00408夏の花、カンナ。

昔はどこのお家の庭にも咲いていたように思うのだけど、公園や植物園、花壇以外に、最近、余り見なくなった気がする。結構大きく育ってしまうからだろうか?

よく観察すると、葉っぱもお花も、かなり南国っぽい。花言葉は「情熱」。間違いなく熱帯植物っぽい。

毎日暑いですが、まだ夏はこれから。夏バテしないよう元気で。


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nekome1999 at 23:18コメント(14)トラックバック(0)検査&病理結果治療メモ(転移後) 

2014年07月07日

胃カメラ検査:増えるポリープ&減る記憶容量

抗がん剤やホルモン治療中の患者さんは、むかむかしたり食欲減退することも多いので、胃腸を元気に保っておくとしっかり食べられて治療のサポートになる。胃を荒らす薬もあるので、できれば抗がん剤始める前に胃カメラなどで検査をし、もし不都合があったら対策し、万全の体勢で臨まれる事をお勧めする。

と、言う訳で恒例の毎年胃カメラ。

日本人は胃下垂タイプが多いために胃もたれや消化不良が多く、痩せている人が多いという。私の胃は、欧米人に多いと言われる「牛角胃」(こちら参照)。胃下垂の逆で、すべてを破壊的に消化しまくるために、胃酸が出過ぎて自分をも溶かす最強の胃。どうりで胃もたれ皆無なのだけど、空腹時にはお腹痛くなる。十代の頃から胃やら十二指腸やらによく炎症や潰瘍が起こっていた。ちなみに潰瘍の原因になると言われているピロリ菌は検査の結果シロ。子供の頃からなので、ストレス飲酒喫煙も関係ない。注意しなければならないのが、「石でも消化する胃だね、こりゃ」と実家隣のクリニック先生に言われたように、この胃は消化吸収能力が高いし早いので、何を食べても速攻消化してすぐにお腹すく。そんな欲望の赴くままに食べていると欧米人並みに太るという、恐ろしい破滅の胃なのだ。

しかし、そのおかげで毎年胃カメラはかかさない。胃カメラ研究家を名乗ってもよいくらい胃カメラ経験がある。口から行う胃カメラは基本的に上手く飲み込めれば、後はどうってことない。しかし、先生が下手だとダメだ。今までで一番幸せだった胃カメラは、カナダでやったものだ。

カナダは医療費がタダだ。国民(だけではなく一定期間カナダに正規滞在する人は皆)全員が、保険システムに加入してお金払わされる。その代り、お医者さんに行ってもお金を払う必要がない。

その面だけを切り取って「素晴らしい」とか表現する日本メディアもあるけど、私がいた州では、ちなみに薬は奇跡でも起こらないと出してくれず、風邪ひいても頭痛くても熱が出ても、とりあえずタイレノール(市販の頭痛薬)を自分で買って飲んどけば自然治癒するさ、状態。さらに、高度な医療や歯医者さんとかはその保険ではカバーされず、本当に「必要最低限」の事だけしかサポートされない。追加保険ありか所得の低い人以外、薬はタダではなく、100%実費の州もあり、薬局で手数料も取られる。日本みたいに、風邪で抗生物質、痛みどめ、胃薬、ビタミン剤とセットでくれるなんて待遇は、まずありえない(実は、それって無駄なのかも)。

私立のお金持ち病院にかかっていれば別なのかもだけど、普通は、まず一般医にかかってあーだこーだやってダメで、よっぽどじゃないと専門医に紹介してくれない。「十二指腸潰瘍の既往症があって、その時と同じように痛いので胃カメラやりたい」と主張しても、市販の胃腸薬で様子を見ろと3か月言われ、それでも治らないのでようやく専門医を紹介してくれ、しかも紹介された先の先生の予約が3か月先まで一杯だった…。というような感じ。さらに胃カメラ予約まで一か月。結局、胃カメラできたのはお腹痛いと訴えてから半年以上後。

病院はステキなインテリアで患者も30分~に一人、ゆっくり話を聞いてくれる。でも、一日に対応できる患者の数が非常に少ないので、上記のようなのんびり状態になるのは当然だ。そんなのんびりプロセスの間に、当然、手遅れになってしまう人も結構いた。日本の5分診療と検査漬けも批判的に語られるが、1時間診療してくれても6か月ほったらかしの検査最低限状態と、一概にどっちがいいとか言えないのじゃないかしらねえ?という感じ。私の胸も、左だけが硬くなって妙な具合になったのに、まだ若いからとか何とか言って結局専門医に送ってくれなかった。もしかしたら、一般医は「専門医に送った件数」が多いと悪い評価されちゃうのかしらね?と思えるくらい、専門医に紹介したがらない。まあ、その頃はまだガンになってなかったのかもしれないけど。

まあ、医療費は税金で、無限じゃないからなあ。でも、そんなカナダの胃カメラ経験は素晴らしかった。前日8時以降食事しないで、ダウンタウンの大きな総合病院に来てくれと言われる。経験上、夜の8時までしっかり食事していたら翌日の胃カメラは辛い。精々6時くらいまでで固形物は止めた方が良いように思える。専門医の先生は小さなクリニックにいるので、大きな器具を使う場合には大病院に出張してきてくれる。機械を時間借りするのかしら?だから胃カメラの予約も取りにくい訳だ。

日本ではまあ、薄暗い検査室で私服にエプロンつけて横になり、口に輪っか咥えさせられるのだが、その病院では病室(個室)に案内されて病院着に着かえさせられ、検査室に向かった。ストレッチャーで押されて。病人でも何でもないので、ちょっと微妙だが楽ちん。

喉の麻酔などは日本と同じ。「胃の働きを抑える薬注射」も日本と同じ。日本と違うのは、この薬が麻酔かと思うくらい良い気持ちで検査が終わる事。検査中に先生とやり取りした事は覚えているが、後から検査中の事は殆ど思い出せない。そして、検査が終わったら、日本なら5分くらい休憩して勝手に去って行かねばならないが、そのままストレッチャーでまた病室に連れて行ってもらえる。そのままグーグー昼寝。気持ちよく目覚めたら、看護師さんが様子見にきてくれて、オレンジジュース、ヨーグルト、温かいマフインなどの美味しい朝食を用意してくれる!すべてベッドの中。究極のお姫様扱い(単なる病人扱い)。

そうよねえ。だって朝ご飯食べてないんだもん。
甘い香りに包まれ幸せを感じ、のんびり朝食。全く急かされる事もなく、ゆっくり支度して、ふわふわした気分のままお家に帰った。あんな胃カメラなら毎月やってもいいとさえ思った。

日本に戻っても、口からガーの胃カメラで麻酔強くしないので、飲み込むのにコツが要り、結構面倒臭かった。しかし、現在では鼻からチューブを入れる胃カメラで、全く苦痛はなく、やりながらお喋りすらできる。口からではなくて、鼻から胃カメラお勧め。しかも、今通っているクリニックの先生は超上手い。全く違和感なく進める。大腸検査も上手。やはり腕によって患者の苦痛には大きな違いがあるので、上手(相性の良い)な先生を探し求めるのがいい。


久しぶりの胃カメラの画面で見えたのは、ピンクで綺麗な胃腸だった。
毎年指摘される粘膜下腫瘍が2個。大きさに変化はない。今年も組織取って調べてもらう。最初は1つだったのが、いつの間にか2つに増えていたものだ。さらに食道に新しいポリープができていたので、こちらも検査。結果は来週。

…毎年ポリープやら何やら増えている感じがする。
年取ると余計な物が増えるのだね。脂肪とかポリープとか皺とかシミとかしがらみとか。少なくなるものは毛髪とか記憶容量くらいか?と無常感に浸る。

来週は大腸検査。大腸検査は、前日から特別食で準備をする。病院で支給されたそれ以外の物は食べられない。土曜日にタニでランチした翌日は丸一日、検査用食というメリハリのある週末。

DSC00389ウロウロしてたらお店を発見し、衝動買いした駄菓子の数々。昔懐かしい駄菓子メーカーさんを応援するつもりでこの組み合わせを3セット購入。しかし、家に置くと自分が食べきってしまい、デブ一直線でNG。オフィスに持っていき、マイお茶デスク(私物の各種お茶、マッサージ器、お菓子入れ、ウェット&普通ティッシュなどが完備されている)の上に置いておくと、私が離席している間や夜間に、餌付けした小人たちがこっそり食べつくしてくれる。男子ばかりなのに、案外、皆、甘い物好きだ。これも懐かしい気持ちで食べてくれるだろう。

そう言えば、この間、お菓子入れの中身を補充していたら、腎臓検査をやったというマネージャーが偶然お菓子もらいに来て、恐ろしい検査の話をしていった。うつ伏せになり、図太い針みたいなので両方の腎臓を背中からズブズブ刺して組織取ったらしい。乳がん検査でやった針生検みたいなもの?でも、背中は痛そう。

乳がんの生検はちょこっと縫われて当日はシャワーだけ、お風呂はNGねー程度で終わったが、彼の場合はその後、腎臓が出血するといけないので、病院で丸一日うつ伏せで絶対安静だったとのこと。それは腰が痛くなりそう。あ、でも異常なくて良かったね、検査って大変なものもあるよねえ。…と、切ったりハゲたりしている乳がん患者にとっては、別に新鮮な驚きはなかったので、お菓子の補給を続けた。今回は夏だし、飴以外にミニゼリーも追加してみた。

いつの間にか集まって熱心に聞くチームの男子たち。彼らにとって、恐怖の話はそれで終わりではなかった。

「それがですね、猫目さんもいらっしゃる所でこんな品のない話はちょっとアレなんですが…絶対安静ってことは起き上がったらダメな訳ですよ。だからトイレも行けなくて…」

ふむふむ?と盛り上がる男子チーム。要するに尿瓶使い初体験でもしたわけ?と流し聞いていると、

検査「ですから、要するに、その、あそこに管を入れられて…」
男子「ええっ?」
男子「マジですか?」
検査「入っている状態も痛いですし、それを抜く時がこれがまた…」

ギャーギャー、痛い痛い、自分なら耐えられない、無理、絶対無理、と一斉に騒ぐ男子チーム。すごい盛り上がり。もし自分だったらと考えてしまっているのだろう。横目で観察してみると、心なしか皆、内またに力が入って本能的に股間防御の体勢?

止せばいいのに、妄想を逞しくしているらしく。身悶えしながらギャーギャーエンドレスで大盛り上がり。耐えられないも何も、入れられちゃうんだから仕方ないでしょう、耐えるしか。暴れたら縛られるよ。単なる空想に、大袈裟だよね。男子高校生かしら?

…そう言えば、手術の時に目が覚めたらカテーテル入っていたなと遠く思い出すが、特にそれほど不快だったとか痛かったという記憶はない。女性の尿道は短いので、自分には男性的な痛みとか恐怖はたぶん一生理解できないのだろう。でも、それと同じで、自分の「女性」を象徴しそれなりに大切にしてきた体の一部の中で悪い細胞が成長して、結果、切り取らなきゃいけない感覚は、別に悲劇ぶるつもりはないけど、たぶん男性には一生理解できないように思える。

理解できない。そう最初から思っていれば、相手の無理解に傷着く事も腹が立つ事もなく、どうやったらより良く理解してもらえるようになるのか、自分で考えるようになる。まあ、そこまでして理解してもらう必要があればなのだけど。その理解も、所詮別人である限り、異性でも同性でも、家族でも他人でも、そして患者同士であっても100%には至らない訳なので、どの程度コスト(自分の手間や時間)をかけるかの判断が大事かも。自分ですら、自分を100%理解できない時もあるしね。

DSC00390万事、「適当」が良いよね。
無理せず、無理させず。
押し付けず、押し付けられず。

理解されない、尊重されないって文句言うのは簡単だけど、そう言う自分も、自分を理解できていない状態の相手を理解しているか、リスペクトしているか?って時々尋ねてみるようにする。

すらっとした姿と色が綺麗。
最近、珍しいお花がたくさん店頭に並んで、名前がさっぱり判らない。

植物図鑑でも買って覚えてみようかしら?ボケ防止のためにも。


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nekome1999 at 21:49コメント(8)トラックバック(0)その他検査&病理結果 

2014年07月06日

マーカーの行方2:平塚七夕

しつこいようだが、治療は一般論で説明できない事が多い。再発治療だと更にその傾向があるように思う。

個人の体質、ガンの種類や性格、状態によって、患者が100人いれば100種類の副作用の出方があるように、効果の出方にも違いがある。副作用の軽い人、重い人。効果が早くシャープに出る人、そうでもない人。同じ「脱毛」と言っても殆ど抜けちゃう人やそうでない人がいたように、「治療中患者」としての大きな集合では一緒だが個性は出る、みたいな。そのため、私の治療もあくまで個人の例の一つで。

初発の治療はACとT(タキソテール)、ホルモンが陽性だったのと閉経していなかったのでその後、リュープリンとノルバテックス、さらに再発防止でゼローダも飲んでいた。6年目に再発するまでずっと。

再発は肺と胸膜。それ以降、エンドキサン&ゼローダ(3か月)→ジェムザール&タキソール(約1年)→ハラヴェン(8か月)と、2年ちょい抗がん剤を続けたが、腫瘍は両肺に広がってどんどん増えるし大きくなるし、胸膜はブクブクになっちゃうし、最初は数えていたけど、数えきれなくなった。はっきり言ってずっと押されている感じで劇的な効果はなかった。抗がん剤で抑えられない物が、ホルモン治療で抑えられる訳ないよねと、ダメ元で試したフェマーラが思いがけず効果があって、再発して以来、画像で腫瘍が縮小したのを初めて見て、ちょっと驚いた。フェマーラが効いたのは、ガン治療を始めてからずっと薬剤閉経状態だったのが、たぶんその頃に本当に閉経したからだろう。

フェマーラを開始したのが8月初め。約3か月後のCTで腫瘍が小さくなった(ちょっと)のが確認できた。それでもマーカーは元気に上昇を続け、下がるまでに約18週間、約5か月かかった。もしフェマーラ開始後の2、3か月でマーカーだけ見て「効果がない」と切ってしまっていたら損していた。治療の変更決定はマーカーだけではなく、CTやレントゲンなども必ず参考にすべきという教訓を得たのと、ホルモン治療は速攻で効果は出ないのだと実感した。

勿論、進行が速くてそんなにのんびりしていられない場合も、症状が出ちゃう場合もあるので、本当に臨機応変に。でも、自分が後悔するような選択をしなければ良いのだと思う。

フェマーラに代えた時には、正直何か月も続くゲリラ活動に飽きてしまっていたし、顔色も悪いし、倦怠感も半端ではなかった。だから、ちょっとでも楽ができるなら、それでいい。もしフェマーラが効かなくても仕方ないや、程度の気分だった。再発後の今までの治療で一番期待していなかった物が一番効果があるとは、人生は本当に判らない。

フェマーラは2013年の1月から、再びマーカーが上昇を続ける2014年の1月まで、約1年効果があった。

と、なると、フェソロデックスもたぶん効くまで数か月勝負になるだろうなと考えていた。数か月の間にどこか転移が増えたり、不具合が出なければいい=治療が続けられる。と考えてみても、意志の力ではどうにもならないので、適当に念じて終わった。

開始して2週間、そして3か月弱のCTは変化なし~もしかしたらちょっと小さくなってる?微妙?という程度だった。でも、変化がないのは良い知らせ。マーカーはずっと上昇していた。そして約12週間後のマーカー検査では。

2014_ca15_3_juneちょっと下がっていた。

フェマーラはマーカーに反映するまで18週間かかったが、今度は12週間だ。しかし、これ単発イベントかもしれないので油断はできない。次回も下がって、下りカーブになってようやく「効いているかも」という感じだろう。来月もしっかりマーカーチェックを入れてもらっておく。でも、7月の出張と8月の恒例ハワイバカンスは大丈夫そうなので、さっさとフライトと宿泊の予約入れてしまった。とりあえずの大きなイベントはそれ。間を埋めるためのお仕事頑張ろう。

さて、いつも4週間おきの月曜日にフェソロ注射なのだが、来月のいつもの月曜日は祝日でお休みだ。そんな場合には、注射を前倒しにするのが良いのか、後倒しにするのが良いのか?

最初の入院の時にチームで診てもらっていた女医Kたんが診察していたので、丁度良い感じにセカオピ(?)をもらった。Kたんの患者さんも、月曜日祝日になるので、後ろ倒しにしたとのこと。前倒しにするリスク、後ろ倒しにするリスクをバランスで考えたら、一週間の違いなど誤差でしかなく、注射部位が腫れるとか痛いというような副作用がある場合には、後ろ倒しでも良いのではないかと。前倒しにして、例えば治療ができなくなっちゃうような事象が発生しちゃうリスクの方が怖い。とのこと。

…なるほど。
まあ、どっちのリスクも誤差と言えば誤差的かもしれないけど、前倒しにはしないのか。まあ、確かに簡単な注射ではあるが、強い薬を体に入れているのだし、何が起きるか判らない。

とのことで、次回のフェソロは一週間後ろ倒しにするとアメリカ出張のスケジュールに重なっちゃうので、3日後ろ倒しにして主治医先生のほかの診察日、木曜日に変更してもらった。注射してすぐに出張だが、今までの経験からまあ特に問題もないだろう。ゲリラ活動防止薬と痛みどめがあればたぶん大丈夫。今回は本社だけ行ってちょこっと会議に出て、その他必要な本社人たちに会ってきて簡単に終わろうと計画。

あいにくのお天気だったが、今週末は平塚の七夕だった。日本三大七夕の一つなのだ。しかし、マダムPと駐在員Lなどが行った事がないと言うので訪れてきた。二本の通りに延々と七夕飾りがあり、その両側に屋台や出店が連なる。しかし、子供の頃はもっとびっちり並んで壮観だった記憶があるので、ちょっとさびしく思えた。平塚地区の経済の落ち込みのせいだろうか?(震災の自粛でパレードなどもやらなくなったのが、最近復活したと聞いた)

DSCN5592DSCN5596
あと、地元のお祭りでも感じたのだけど、最近の屋台や出店は、ホルモンとかお好み焼や焼き鳥ばっかりで大人がお酒飲んだり食べたりする場所と化してしまって食べ物臭いし酔っ払いばっかりなんだけど、昔は子供が楽しむお店ばっかりだったんじゃないだろうか?金魚すくいとか、ヨーヨーとか、色々なお菓子とか。ちょっと様変わりしてしまったような。

この飾りは仙台にも行くらしい。仙台での飾りとも合体してパワーアップするだろうから、たぶん仙台七夕の方が本数が多いのではないだろうかと推測してみる。

DSCN5597子供たちの手作り飾りもたくさんあった。今年の流行りは黒田官兵衛とふなっしー関連かな?

夜になると灯りが付いて幻想的で綺麗。ちょっとミニねぶた祭りっぽくなる。しかし混むので注意。

通りの左右に屋台や出店が立ち並ぶので、それをひやかしてもいいし、疲れたら駅ビルラスカのお茶屋さんがリニューアルした和カフェがあるので、お茶買うついでにリフレッシュするのも良い。ここのお抹茶は手ごろ価格だけど美味しい。わざわざお茶をたてなくても、スムージーにちょっと混ぜたり手軽にビタミン摂取的な飲み方ができるし、アイスに混ぜたりしても美味しいので家にあると便利。

横浜から30分なので東海道線でまったり遊びに行くのが良いと思う。

DSCN5619そして、夜はナイターへ。地元弱小球団の応援。市民の義務として。

当然のように負けるので、みなとみらいの夜景を見つつ黄昏る。

球場に行くとビールが進むのはなぜなんでしょう?やけ酒のせい?

DSC00354お花屋さんのお花はもうすっかり夏になっているけど、ここの所涼しいのでよく眠れて元気。

明日からまた一週間、無理せず元気に楽しく頑張りましょう。









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nekome1999 at 17:48コメント(0)トラックバック(0)治療メモ(転移後)ホルモン治療 
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